生き方はひとつじゃない (オンライン秘書×作業療法士)

マインド

ある若い女性の訪問看護に
入っていたことがありました。

精神疾患を発症し
入退院を繰り返しながら生活している彼女を
訪問看護のスタッフとして支援していました。

素直に応援できなかった

ある日その方が
ニコニコしながら
将来の夢を話してくれたことがありました。

本来なら夢を語ってくれたら
うれしいはずなのに

素直に応援できない自分がいました。

それは彼女の病状や
状況を知っていたから。

一体私は何のために
この方の支援に入っているのか?

1人の女性の夢一つ応援できない
私の存在の意味ってなんなんだろうと。

でも結局答えを見つけることができないまま
その方の担当を外れることになりました。

私自身が生き方を見つめなおすことに

それから子どもを3人出産し

私自身も大好きな訪問看護の仕事を
一旦辞めることを決断しました。

理由はいろいろありましたが
このままでは自分が自分らしく生きていけない
と思ったから。

新しい道を模索して
フリーランスという生き方に出会った時

いつも心の片隅にいた彼女のことを
もう一度考えるようになりました。

生き方は一つじゃない

ひとつの働き方しかできないと
思っていた私でしたが

いろんな人に出会い
いろんな働き方を知って

道はたくさんあることを知りました。

どう生きたいかも自分で決められるし
選択することもできる。

必要なのは
「自分で決める覚悟」と「行動力」

この生き方や価値観をあの時知っていたら
もしかしたら彼女に対する考え方も
変わっていたのではないかと。

もちろん
彼女の病状的に
そんな簡単な話ではないことは分かっています。

でも

あの時どんなふうに声を掛けたらよかったんだろう?
今の私ならどんな言葉をかけるだろう?

今も私は自問自答しています。

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