「悔しさ」は人が変わる原動力 (オンライン秘書×作業療法士)

マインド

「〇〇さんは、素人だからしょうがないよ」

10年以上前
訪問していた先のご家族から頂いた言葉。

ご利用者は、進行性の病気で
私はリハビリスタッフとして
訪問に入ることに。

でも進行が速すぎて
環境を整備しても
福祉用具を入れても

どんどん状況が変わっていくことに
私が対応できなくなり

最終的にステーションごと
変更されることをご家族は選択。

完全に私の経験とスキル不足で

他に相談したり
一緒に訪問に行けるリハビリスタッフもいなかった。
(リハビリスタッフは私だけだった)

当時の私には
荷が重すぎる症例でした。

ずっとその言葉が頭から離れなかった

「素人だからしょうがない」

自分ができる精一杯のことをして
必死で駆け回って
調べて行動したけれど

空回りしていく自分に自信が持てなくなり
それをご家族には見透かされていたんだと思います。

もっと早く
他の訪問看護ステーションに移るよう
お願いしたほうがよかったのか?

もっと頑張ればなんとかなったのか?

契約が終わってからも
ずっと頭の片隅で自問自答していました。

作業療法士の資格は持っていても
ご家族には「素人」として映っていた私の姿。

何もできなかった自分が悔しくて悔しくて。

そして
ご利用者の大切な人生の時間を
私のせいで壊したんじゃないかと思うと
本当に怖くて申し訳なかった。

もっと勉強しよう


結局
この悔しさは学び続けることでしか
克服できないと感じた私は

1年後
精神科を辞めて
身体障害専門の訪問看護ステーションへ転職しました。

面接のときに
「今までで一番失敗したことは何?」
と聞かれて
そのエピソードを話したら

管理者の方から
「じゃあリベンジしよう」と。

数年後
スキルと知識を身につけた私は
同じ症例の方の訪問に
入らせてもらうことになり

その時はリハビリチームの一人として
最後まで訪問させて頂くことができました。

誰かに相談できる安心感
チームで動く安定感

あの時の私は1人ぼっちで

そんな中でも
いろんなところに相談して電話して
試行錯誤して
必死に頑張っていた。

でも一人では荷が重すぎたんだと
一緒に助け合える仲間が必要だったんだと

改めて振り返ることができました。

オンライン秘書も同じ


自分一人でできることには限界があって
だからチームを組む必要が出てくるんだと思います。

私も今チームに所属させてもらっていますが

それぞれが補い合って
得意な分野を活かせて
知識を共有できて

本当に心強く感じています。

いろんな考え方があると思いますが

1人でできることに
限界があることを知っているからこそ

私自身も
チームを組んでいきたいと考えています。

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