こんにちは、あめいろです。
今回は
「人から怒りの感情を向けられた時の対応法」について
主に作業療法士の仕事場面で
私が意識していることをお話したいと思います。
①まずは意識と身体を切り離そう
「意識と身体を切り離す?何を言ってるの?」
と思われたかもしれませんが…(笑)
相手が「怒っている」とわかったら
意識だけ1歩下げて
その現場を俯瞰して見ている自分を作ります。
(イメージとしては幽体離脱して自分を見ている感覚です)
切り離す理由は
現状を俯瞰し次の対策を練るため。
真正面から
人の「怒り」を受け止めると
恐怖心や罪悪感から
冷静に対応できなくなる可能性があります。
落ち着いて最善の対応をとるための
第一段階となります。
②しっかり「怒り」を受け止める
何か理由があるから「怒っている」わけなので
その気持ちをしっかり吐き出してもらいます。
この場で
私から余計な言い訳を言ったり
過度に謝罪することはNGです。
・目を見て
・落ち着いた態度で
・「怒り」が落ち着くまで
・冷静にしっかり話を聞き続ける。
この4点を意識して対応します。
③感情に共感する
人が「怒り」を感じているとき
根底には「恐れ」「不安」などの感情が隠れています。
「しんどかったんですね」
「つからったんですね」など
相手が感じているであろう感情を
会話の中から感じ取り言語化していくことで
相手に安心してもらえるよう
意識して行動していきます。
質問・要約する
相手が落ち着いてきて
話を聞いてくれるような状況になってきたら
今までの話を整理し
分からない部分は質問していきます。
最終的に
「なぜ怒りを感じているのか」要約し
お互いに納得できるところまで持っていきます。
私の気持ちや考えを伝える
かなり冷静になり
私の話を聞いてくれるまでの段階になったら
■もし誤解や勘違いによる怒りなら
→説明し誤解を解く
■私に非がある場合なら
→謝罪する
などの対応をとっていきます。
この場合も過剰に謝りすぎないことを意識します。
過剰に謝りすぎると
自分の中の罪悪感が強くなりすぎて
冷静に判断できなくなるのを防ぐためです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は
精神科の作業療法士として働いている場面で
「怒り」の感情を向けられた時の
私なりの対応法について書かせて頂きました。
日ごろ感覚的に行っていることを
今回初めて言語化したので
伝わりにくいこともあったと思います。
また
信頼関係がある中での対応が多いことや
私が経験の中で考えながらやっていることなので
このやり方が絶対正しいというわけではなくて
こんなやり方もあるんだ~
くらいに読んでいただけると嬉しいです。
ちなみに私生活ではあまり活用できていません(笑)
日ごろから冷静に対応できる自分でいたいですね。
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